睡眠時無呼吸症候群|東松山の歯医者【くるみ歯科医院】

睡眠時無呼吸症候群

sleep apnea syndrome

スリープスプリント治療とは?


仕組み・装置の説明


スリープスプリントとは、就寝時にお口の中に装着するマウスピース型の装置です。正式には「口腔内装置(Oral Appliance)」と呼ばれ、下あごを少し前に出すように固定することで、気道を広げ、いびきや無呼吸の発生を抑えます。

 

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に舌やのどの筋肉が緩み、気道が狭くなることで呼吸が止まってしまう病気です。スリープスプリントを装着することで、空気の通り道を確保し、呼吸をスムーズに保ちます。装置は一人ひとりの口の形に合わせて作製するため、フィット感がよく、継続しやすい治療法として注目されています。

仕組み・装置の説明

保険診療と自由診療の違い


スリープスプリントには、保険診療と**自由診療(自費)**の2つの選択肢があります。保険診療として治療を受けるには、内科や睡眠外来などで「睡眠時無呼吸症候群」と診断された上で、紹介状(診療情報提供書)を持参する必要があります。この場合、医療保険が適用され、比較的低負担で治療が可能です。

 

一方、いびきが気になる方や、無呼吸が疑われるものの診断書がない方は、自由診療として装置を作製できます。費用は歯科医院によって異なりますが、3万円〜10万円前後が目安です。見た目の自然さや装着感にこだわった素材を使えるのも自由診療のメリットです。

 

保険と自費、どちらが適しているかは、お口の状態や生活スタイルによっても変わりますので、まずは歯科医院でご相談いただくことをおすすめします。

保険診療と自由診療の違い

どんな人が治療をした方がいい?


「いびき・無呼吸がある」と言われた方


「夜中に息が止まっているみたい」「いびきが大きくて心配」――家族にそう言われたことがある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。放っておくと、日中の眠気や集中力の低下、高血圧・心疾患などのリスクにもつながるため、早めの対処が大切です。

 

スリープスプリントは、比較的軽度〜中等度の無呼吸やいびきに対して効果が期待できる治療法です。大がかりな機器は不要で、マウスピースを寝る前に装着するだけなので、手軽に始められるのも魅力です。

「いびき・無呼吸がある」と言われた方

歯ぎしり・歯がすり減って困っている方


夜間の歯ぎしりや食いしばりがある方は、無意識のうちに歯やあごに負担をかけている可能性があります。実は、歯ぎしりが睡眠時無呼吸と関係していることもあり、同時に改善を目指すことができます。

 

スリープスプリントは、下あごの位置を調整することで気道を確保するだけでなく、歯ぎしりによる摩耗や力の負担を軽減する効果も期待できます。「朝起きるとあごがだるい」「歯がすり減ってきた」と感じている方にもおすすめの治療法です。まずはお気軽にご相談ください。

歯ぎしり・歯がすり減って困っている方

睡眠時無呼吸症候群のよくある質問


保険適用の条件は?


スリープスプリント治療が保険適用となるには、まず内科や耳鼻咽喉科などで「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」と診断される必要があります。診断後に発行される**「診療情報提供書(紹介状)」を歯科に持参**いただくことで、健康保険が適用されます。

 

いびきだけが気になる場合や、自己判断での受診では保険が適用されないため、医科との連携が重要です。当院では必要に応じて専門医へのご紹介も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

保険適用の条件は?

装着中の違和感や副作用は?


スリープスプリントは一人ひとりの口に合わせて作製するため、基本的には無理なく装着できるよう設計されています。ただし、初めて装着する際には「少し違和感がある」「あごが疲れる」といった感覚を持つ方もいます。

 

多くの場合、数日〜1週間ほどで慣れてくるケースがほとんどです。万が一、痛みや強い違和感が続く場合は、調整や再作製で対応可能ですので、我慢せずにお知らせください。

装着中の違和感や副作用は?

定期メンテナンスは必要か?


はい、スリープスプリントは定期的なメンテナンスが推奨されています。使用を続けるうちに装置のゆがみやすり減りが起こることがあり、噛み合わせや装着感のチェックも含めて、半年〜1年に一度の受診がおすすめです。

 

また、口腔内の変化(歯の移動や虫歯治療など)によって装置が合わなくなることもあるため、快適に使い続けるためにも定期的なチェックを大切にしましょう。

定期メンテナンスは必要か?